Lisa Larson Unique Piece
¥825,000 元の価格は ¥825,000 でした。¥618,750現在の価格は ¥618,750 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)|Unique Piece(ユニークピース)「肩を寄せる二人」
答えをひとつに決めない、二人のかたち
膝を抱えるようにして座る、二人の男。肩がふれるほど近くに並んでいます。一人はどこか思いつめた横顔にも見え、もう一人の口元はわずかにゆるんでいるようにも見える。同じ場面のはずなのに、二人の表情はそろっていません。
だからこそ、物語は見る人にゆだねられます。深刻な相談ごとの最中なのか。言葉を交わしそびれて黙っているのか。これほど距離が近いのだから、ただの友ではないのかもしれない。微笑ましくも、少し切なくも、どんなふうにも読める——。ひとつの答えに落とし込まないこと。そこにこの一点の懐の深さがあります。
リサというと、日本では愛らしい動物や子どものイメージが先に立ちますが、その本領はむしろ、こうした人間の機微を粘土に託すユニークワークにあります。彼女自身、量産の仕事と対になる一点制作を「呼吸のための窓(andningshål)」と呼び、自分の気分のままに手を動かせる自由をそこに見ていました。これは、その自由から生まれた一体です。
板作りの土肌
側面から見ると分かるとおり、本体は薄い板状のレリーフです。リサが「最も愛した道具」と呼んだ麺棒(kaveln)で粘土を延ばす板作り(kavlad)でかたちづくられ、平らな土を切り、起こし、二人の素朴な輪郭へと組み上げています。釉薬は一様ではなく、刷毛の勢いをいかした筆致で置かれ、土の赤茶と灰青がせめぎ合う景色を生んでいます。同じものは二つと焼けない、一点物ならではの表情です。
裏面にはスタジオの「手」のマークと「Lisa L」の署名。スタンプによる量産品の刻印とは異なり、彼女のアトリエから生まれたユニークピースであることを静かに物語ります。
リサの一点制作には、いつも「vänligt och humoristiskt」——やさしさとユーモアが流れています。この二人にも、人と人の距離をめぐる、どこかおかしくて、どこか愛おしい温度が宿っています。
作家:Lisa Larson(1931–2024)
メーカー:Gustavsberg(グスタフスベリ・スタジオ)
制作年代:グスタフスベリ期(1954–1980年、詳細年代は推定)
素材:シャモット・ストーンウェア、施釉
サイズ:約 22 × 23.5cm
コンディション:美品(Excellent)
状態は良好です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。裏面に青で書き入れられた「Lisa L」署名およびスタジオの手マーク、吊り金具が確認できます。素地に見られるシャモット特有の凹凸、釉薬のムラや筆致による景色、板作り特有の縁の不均一は、手仕事と焼成によって生じるもので損傷ではありません。
SKU: 20230120g4/57 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の陶板 , Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。


