Rut Bryk Tuhkavati
¥1,100,000
Rut Bryk(ルート・ブリュック)を代表する作品、幾何学模様の陶板です。
大学の建築学科の合格通知を受け取っていたほど、ルートの建築への想いは真摯なものでした。1950年代後半からルートは建築への想いを形にし始めます。様々な模様や釉薬で装飾したタイル作品の制作をスタートさせます。様々な幾何学体や植物模様を用いたタイルは一つでも美しいのですが、ルートはそれを組み合わせることで、集合としての新たな美を生み出します。徐々に集合、組み合わせへの美へと手法を変化させていくルートですが、こちらは幾何学体や植物模様、色、立体の組み合わせを一つの作品の中で行ったものと言えるでしょう。それ故に一つの作品が持つ美しさとしては、他を圧倒するものになっています。ただ、この作品以降は組み合わせを使った大型作品が増えていった為、僅かな期間しか作られませんでした。この作品も大きなサイズのものは非常に少なく希少なものとなっています。
細かなダメージのあるものが多い幾何学模様の陶板ですが、こちらは希少な完品です。ダメージが作品の評価、価格に大きく反映される幾何学模様の陶板ですので、コレクターの方におススメしたいコンディションの逸品です。
ルートはそれぞれの作品に異なる釉薬や文様を施し、一つとして同じ作品を作らなかったため、こちらも唯一のものとなります。
1960’s
30.5×30.5×4.5(cm)
『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』 P172
『Rut Bryk』Espoo Museum of Modern Art P216
『Rut Bryk』DESUGNMUSEO P109
在庫1個