ヴィヴィ・カリッセンドルフ ボウル φ12.5cm
¥330,000
Vivi Calissendorff(ヴィヴィ・カリッセンドルフ)の小鉢です。この器には、顔が二つあります。
ひとつは、覗き込んだときの顔。口縁のきわから細い筋が中心へ流れ込みます。途中でいちばん濃くなった橙は、底では黄みを帯びて白くかすれる。鮮やかで、径12.5cmのあいだで色がこれだけ動きます。もうひとつは、横から見たときの顔。桃色がかった橙に細かな白い点がまとわりついて、裾へ向かうほどクリーム色に淡くなる。口縁には糸ほどの淡い線が一本。やわらかく、おとなしい面です。
どちらの顔を見せるかは、置く場所が決めます。口が外へ開いているので、少し上から見るだけで内側が現れる。低い卓に置けば、立ったまま見下ろす人に内側の橙が先に来て、目の高さの棚に置けば、淡い外側だけを見せて、手に取った人にだけ中を見せます。
二つの顔を並べて見ていると、器というより果物に見えてきます。淡い皮と、鮮やかな果肉。裏返せば、底の中央、白く抜けた円に「Vivi」の刻み署名があって、溝に錆色が差し、白い円のなかで文字だけに色があります。スウェーデンの自宅の窯で、小さな器やミニチュアを多く焼いた人です。手のひらに載る小ささに、これだけの要素が詰まっています。
作家: Vivi Calissendorff(1930–2023)
素材: 炻器、施釉
サイズ: φ12.5cm H5.5cm
サイン: 底面に「Vivi」の刻み
コンディション: 良好(Very Good)
良い状態です。ヒビや欠け、補修跡は見られません。
SKU: 20240502v1/110 カテゴリー: ALL ITEMS, スタジオピース, Vivi Calissendorff, アートボウル
在庫1個
Vivi Calissendorff(1930–2023)
Ceramist born in Helsinki, working from her own studio and kiln in Täby, outside Stockholm, from 1960.
Works held by Nationalmuseum, Stockholm.
ヘルシンキに生まれ、ストックホルム郊外テービーの自宅に工房と窯を構えて、器から壁の作品まで半世紀以上つくり続けた陶芸家。作品はストックホルムの国立美術館 Nationalmuseum にも収められています。




















