Lisa Larson Unique Piece
¥220,000 元の価格は ¥220,000 でした。¥165,000現在の価格は ¥165,000 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、ユニークピース(一点物)の炻器鉢です。
評論家が愛した、もうひとりのリサ
愛らしい動物や子どもたちの姿で知られるリサ・ラーソン。けれど彼女の手は、まったく別の表情を持つ仕事も生み出していました。これはその一点——量産のフィギュアではなく、ろくろの上で生まれ、彼女自身の手で釉と向き合った造形作品です。
朝顔のように口縁を大きく開いた、伸びやかなフォルム。胴には縦に走る筆致と、点を連ねた列が、規則と偶然のあいだを揺れるように置かれています。幾何学になりきらない、けれど確かにリズムを持った模様。グレーの地に白い斑が散り、濃淡の藍黒が滲み、貫入が走る表面は、一つの抽象画のようでもあります。
リサがグスタフスベリで初個展を開いた頃、批評家は彼女の大胆な筆さばきを「大きな日本画の筆のよう」と評しました。世間が彼女に求めたのは親しみやすいキャラクターでしたが、評論家たちが本当に高く評価したのは、こうした器の上で見せる絵画的で力強い一面でした。この鉢は、その評価の核心にある仕事の系譜に連なる一点です。「もしリサがこの方向へ進んでいたら」——そんな想像をかき立てる、静かな強さがあります。
ろくろが生んだ造形、手が描いた表情
成形はろくろ挽き。整った回転体の上に、しかし手描きの装飾が一点ごとの個性を刻みます。リサのユニークな器は、熟練のろくろ師が挽いた素地に、彼女自身が掻き落としや筆で景色を与えるという手順で作られることが多く、本品もその性格を色濃く宿しています。釉薬は厚みのある部分でとろりと藍黒に溜まり、薄い部分では地の斑と溶け合う——焼成の偶然をそのまま受け止めた表情です。リサ自身、「窯を開けるまでどんな姿になっているか分からない。それがこの仕事のいちばんの面白さ」と語っていました。その言葉通りの、二つとない発色です。
そして何より、底面に手彫りされた「Lisa L.」のサインとスタジオハンドのマーク。これは石膏型に流し込まれる量産品には決して付かない、作家自身の手仕事を証す刻印です。この一点が、世界にただ一つの作品であることの証左にほかなりません。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg(グスタフスベリ・スタジオ)
制作年代: グスタフスベリ・スタジオ期
素材: 炻器、施釉(ろくろ成形・手描き装飾)
サイズ: 口径 約23cm × 高さ 約13.5cm
サイン: 底面に手彫りの「Lisa L.」およびスタジオハンドマーク
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。表面全体に走る貫入(クラックル)はこの釉薬がもつ意図された景色であり、損傷ではありません。地に散る白い斑点や口縁・高台周りの色の濃淡も、ろくろ成形と焼成の過程で自然に生じたもので、手仕事の一点物ならではの表情です。
SKU: 20240512g2/111 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, Lisa Larson Unique Piece, アートボウル, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Lisa Larson Unique Piece1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。







