Lisa Larson Unique Piece
¥1,210,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)による、ユニークピース「木の上の鳥」
木のてっぺんに、ちょこんと一羽
リサにとって「木に止まる鳥」は、生涯くり返し立ち返ったモチーフのひとつです。あるときは羽の一枚一枚まで彫り込み、あるときは大胆な絵付けで。その中でこの一体は、もっとも素朴で、もっとも抽象に振り切れた表現に位置します。胴は丸い円盤、嘴はちょこん、目は小さな点。「鳥のシルエットだけを残したら、こうなった」——そんな潔さです。
けれど、ただ簡略なのではありません。点目とわずかな嘴の角度だけで、得意げにも、とぼけているようにも見える表情が立ち上がる。可愛いのに、キャラクターには堕ちない。記号の手前で踏みとどまったこの絶妙な距離感こそ、量産フィギュアではなく、リサ自身の手が直接生んだユニークピースならではのものです。
ろくろの渦と、葉のかたちの透かし
土はシャモットを含んだ炻器。ろくろで挽き上げた幹のような円筒から、丸い樹冠がふくらむ構成で、表面には挽き目の渦がそのまま残ります。釉薬をかけない素地は赤みのある土肌で、ここがグスタフスベリ初期の素地らしい温かな色を見せています。
樹冠にあたる丸い部分は中が空洞で、葉のかたちにくり抜かれた窓が開いています。葉脈だけを残して抜いた透かしには濃い飴釉がたまり、てっぺんの鳥と同じく、つや消しの土肌の中でそこだけがしっとりと光る。光を入れれば葉の隙間から灯りがこぼれる構造で、燭台(ljuslykta)として構想された可能性をうかがわせます。鳥・木・葉・灯り——ひとつの小さな情景が、たった一本の塔のかたちに収められています。
底を返すと、ろくろ成形ならではの空洞の高台に、手書きで「Lisa L.」。スタンプではなく一筆で記されたこの署名が、これが工場の量産ラインを通っていない、彼女の手元から出た一点物であることを静かに証明しています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
分類: ユニークピース(一点物 / Unikat)
作品名: 木の上の鳥(Fågel)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1970年代頃(推定)
素材: シャモット炻器、部分施釉
サイズ: 高さ 約35cm
署名: 底面に手書きの「Lisa L.」
コンディション: 美品(Excellent)
状態は良好です。チップやヒビ、補修跡は見られません。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20240513g5/113 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Lisa Larson Unique Piece1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。







