Lisa Larson Unique Piece
¥660,000 元の価格は ¥660,000 でした。¥495,000現在の価格は ¥495,000 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による、世界に一点だけのユニークピース(Unikat)「高貴な男性像」です。
手のひらの中に立つ、ひとりの貴人
リサにとって、一点物の制作はいつも特別な意味を持っていました。量産の仕事を「もう一方の重し」として抱えながら、彼女はそれとは別に、自分の気分のままに土と向き合う自由な制作の時間を大切にし続けた人です。本品は、彼女がグスタフスベリを離れたのちの1989年に生まれた、まさにその自由な制作から立ち上がった一体です。
腰に手を当て、すっと正面を見据える男性。冠とも帽子ともつかない大きな飾りを頭に戴き、胸元には紋章のような青い意匠が刻まれています。貴族でしょうか、それとも王でしょうか——身分を断定させない曖昧さが、かえってこの人物に物語を与えています。気取った姿勢のなかに、どこか飄々とした愛嬌がのぞくのは、人間像を描かせたら右に出る者のないリサならでは。表情はごくわずかな彫り込みだけで示されているのに、その人の内側の気配までこちらに伝わってきます。
板作りが生む、素朴で力強い佇まい
平らに伸ばした土を切り出し、組み立てていく——リサが「最も愛した道具」と公言した麺棒(kavel)による板作りの手法が、この扁平で旗のような独特のシルエットを生んでいます。鋳型を使った量産品にはない、土をじかに扱った手の痕跡が全身に残り、ざらりとした素地の質感がそのまま味わいになっています。淡い灰緑の地に、青がにじむように差された施釉。コバルトの線が衣装の輪郭をたどり、古い民俗人形やテラコッタの素朴な力強さを思わせます。同じものは二つと存在しません。
裏面の足もとには、彼女自身の手による「Lisa L. 89」のサイン。木製の台座に据えられ、小さな彫像として鑑賞できる一点です。リサの作品は日本では愛らしいキャラクターの印象が先行しますが、本品はその根にある彫刻家としての確かな造形力を静かに物語っています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
制作年: 1989年
素材: ストーンウェア、部分施釉(木製台座付)
サイズ: 高さ24 cm
サイン: 裏面足もとに手書きサイン「Lisa L. 89」
コンディション: 良好(Very Good)— チップやヒビ、補修跡は見られません。素地の微細な凹凸や、焼成時に生じる質感のムラ、釉薬の濃淡は手仕事およびユニークピース特有のもので、損傷ではありません。
SKU: 20230308g2/LU2 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, フィギュア, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。




