Lisa Larson Unique Piece
¥220,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による、Unique Piece(一点物)の花瓶です。
評論家の評価をひっくり返した、ろくろの仕事
「可愛らしくまとまりすぎている」。量産フィギュアで広く愛される一方で、リサにはそんな辛口の評も付きまといました。その見方を変えさせたのが、彼女がスタジオで自由に手がけたユニークピースの花器や皿です。量産品の制約から解き放たれた、ろくろの上の素朴で力強い造形——リサ自身、ユニークな仕事を「andningshål(息継ぎの穴)」と呼び、量産という対極があるからこそ生まれる喜びだと語っていました。本品はまさに、その転換点をかたちにした一本です。
ふっくらと張った胴から、すとんと細く絞られた裾へ。ろくろの軸が一本きれいに通った、潔いシルエットです。煽るところのない、けれど一度手にすると傍に置きたくなる——評論家を賞賛へと向かわせたのは、こういう佇まいでした。
抑えめの装飾に宿る、土と火の表情
胴に巻かれているのは、黒に近いスレートグレー、テラコッタの赤茶、そして差し色のオーカー。具象を描かず、太い刷毛のうねりだけで器を一周させた、少し無骨とも思える装飾です。釉と土が火の中でにじみ合い、輪郭はどこも曖昧に溶けています。同じ表情は二つとありません。1962年、DNの批評家が彼女のユニーク作品に見た「大きな日本的な筆致」を思わせる、思いきりのよい筆運びです。
裾は釉をかけず、温かみのある素地をそのまま見せています。装飾の濃密さと、無釉の土肌の素朴さ。この対比が一本の中で握手しているところに、リサらしい手の温度が残ります。底裏にはスタジオ作品であることを示す手のマーク(Studiohanden)と「LISA L」「GUSTAVSBERG SWEDEN」、そしてグスタフスベリ社のオリジナルラベルが確認できます。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1960–1970年代(グスタフスベリ・スタジオ期)
素材: ストーンウェア、ろくろ成形、部分施釉
サイズ: 径 約15cm × 高さ 約25cm
コンディション: 良品(Good)
良好な状態です。底裏にスタジオの手マーク、「LISA L/GUSTAVSBERG SWEDEN」のサイン、およびグスタフスベリ社ラベルが残存しています。釉薬のにじみ・色ムラ、素地表面の微細な凹凸やピンホールは、手仕事と焼成の過程で生じるもので、損傷ではありません。
※写真は、
SKU: 20230310g3/LU2 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の花器, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Nordic Vessels タグ: Nordic Vessels
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。




