Lisa Larson Unique Piece
¥275,000 元の価格は ¥275,000 でした。¥206,250現在の価格は ¥206,250 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による、世界に一点だけのユニーク作品(Unikat)。ろくろで挽かれたストーンウェアの大皿です。
深い藍に、銅赤がほとばしる
リサといえば、動物たちのやわらかな表情や、生成りのシャモットの土肌を思い浮かべる方が多いはずです。けれどこの一枚は、まるで別人の作のよう。沈んだコバルトブルーが皿全体を覆い、そこへ銅赤の太い筆が、放射状に、勢いよく走っています。中央には掻き落としで象られた花のような、あるいは心臓のような形。明るさや愛嬌ではなく、もっと内側にある何か——静けさや、ひそやかな熱を感じさせる仕上がりです。
この深く暗い色調は、リサの作品の中ではかなり珍しいものです。署名にあるとおり、制作は1980年。彼女が26年間在籍したグスタフスベリを離れ、フリーランスの作家として一点物の制作にも力を注いでいく、ちょうど節目の頃にあたります。新しい釉薬への挑戦だったのか、それともこの時期の心境がにじんだものなのか——確かなことは分かりません。ただ、量産の制約から解き放たれた手が、自由に色と向き合った痕跡であることは、見れば伝わってきます。リサにとって一点物の仕事は、いつも「andningshål(呼吸のための窓)」でした。自分の気分のままに装飾できる、ただひとつの場所だったのです。
ろくろと筆、そして手彫りのサイン
成形はろくろ挽き。皿を裏返すと、釉薬のかからない素地がそのまま現れ、ざらりとした砂色の土肌と、高台まわりのろくろの跡がはっきりと残っています。表面の藍と銅赤は、窯のなかの炎が引き出した発色で、同じものは二度と焼けません。窯を開けるまで仕上がりが分からない——リサが「この仕事のいちばん面白いところ」と語った、その偶然性がそのまま定着した一枚です。
裏面中央には、スタンプではなく手彫りで「Lisa L. -80 Sweden」のサイン。型で量産された品には決して入らない、作家の指が直接刻んだ印です。これがこの皿を、世界にただひとつの作品たらしめています。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1980年
素材: ストーンウェア、ろくろ成形、施釉・掻き落とし装飾
サイズ: 径 約26cm × 高さ 約5cm
サイン: 裏面に手彫りサイン「Lisa L. -80 Sweden」
コンディション: 良品(Good)/状態良好。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。裏面の無釉部分に見られる砂色の土肌やろくろ跡、焼成由来の微細な点や色ムラは、本作の制作技法によるもので損傷ではありません。
SKU: 20220911g3/19 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。


