Göran Andersson(1935–1989)
粘土を通じて“語りかける”ことを信じた作家でした。自身の作風について「ユーモアと詩情を込めて形にすれば、見る人もそれを感じ取ってくれる」と語っていたように、彼の動物たちは、ただ可愛いだけでなく、どこか語りかけてくるような存在感を持っています。
丸みを帯びたプロポーション、親しみやすい表情。部分的に素焼きのざらりとした質感を残しつつ、釉薬で光沢を加えた仕上げ──そんな細やかな工夫からは、量産品であっても一つひとつに手が通っていたことが伝わります。
“ユーモラスでありながら品格がある”。そう称された彼の作品は、1960年代には国際展でも高く評価され、今ではミッドセンチュリー北欧陶芸を語る上で欠かせない存在となりました。
可笑しみと美しさ。そのあいだを見つめ、かたちにしてきた人です。
当店について
北欧といえば食器や家具を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近年は自然豊かな風景や暮らしを投影したアートへの関心も高まっています。当店では、日本ではまだあまり紹介されていない北欧アートの奥深さを知っていただきたく、厳選した作品を取り扱っています。
たとえばリサ・ラーソンの量産品とは一味違うアート作品に触れると、その意外性と新鮮さに驚かれる方も少なくありません。豊かな感性が息づく北欧の世界を、どうぞごゆっくりお楽しみください。
陶芸家リサ・ラーソン
リサ・ラーソンと聞いて、多くの方は愛らしいキャラクターや動物たちを思い浮かべるでしょう。しかし、それだけでは彼女の魅力を語り尽くせません。世界的には、リサ・ラーソンはスウェーデンの著名な陶芸家・アーティストとして知られています。
当ギャラリーでは、リサ・ラーソンの深い芸術性に焦点を当て、厳選したコレクションをご紹介しています。キャラクター作品だけではない、彼女の真の魅力をぜひご堪能ください
Lisa Larson この夏公開予定|家族の暮らしから生まれたかたち |