Lisa Larson Unique Piece
¥330,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による、植物をモチーフにした花瓶(ヴァース)。世界に一点だけのUnique Pieceです。
枝葉を一枝、土に押し花のように
すらりと立つ円筒の上に、葉をつけた枝が一本、押し花のように写しとられています。葉の一枚一枚には、錆びた赤銅色や淡い青紫がにじみ、霜の降りた朝のような、くすんだグレーの地に静かに浮かびます。葉脈の細い網目までくっきりと残り、枝の部分だけは青みがかった釉薬でぷっくりと立ち上がる。平面に写された葉と、わずかに盛り上がる枝が、一本の植物に奥行きを与えています。
かつてそこにあった一枝が、土の中にそのまま閉じ込められ、時を止めて残されたよう。標本箱に収められた一葉のような、あるいは壁画の断片のような、静謐な美しさがあります。摘んだその瞬間の姿を永遠にとどめておきたい――そんなまなざしが、この一本に込められているように感じます。
日常の形に自然を移した
リサといえば動物や子どものフィギュアが広く知られていますが、ろくろで挽いた円筒形の器に植物を写しとったこの作品は、彼女の花瓶のなかでもかなり珍しいタイプです。本物の葉を生乾きの土に押し当てて型取りし、その窪みに色を差していく――一枚として同じにならない、手仕事ならではの偶然と精度が同居しています。
青とグレーで初夏の草はらを写した陶板、蜜色に落ち葉を散らした秋の陶板。それらと同じ「植物」の仕事の、立体への展開といえる一点です。平らな板から円筒へ。器という日常の形に自然を移したことで、手に取り、まわして眺める楽しみが加わりました。
底面には手描きの「LISA L.」のサイン。赤みを帯びたストーンウェアの素地がそのまま覗き、口縁や胴には焼成由来の鉄分の散りや釉だまりが見られます。これらは素材と手仕事ならではの表情で、損傷ではありません。
愛らしいフィギュアのイメージとはまた違う、自然を見つめる作家としてのリサ・ラーソンの一面を伝える、静かで美しい花瓶です。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1980年代頃
素材: ストーンウェア、ろくろ成形、植物押し型成形、施釉
サイズ: 高さ 27cm
サイン: 底面に手描きの「LISA L.」
コンディション: 良好(Good)
良好な状態です。鑑賞に支障のあるダメージは見られません。釉薬の濃淡や流れの不均一さ、素地の鉄分由来の散り・シミ、口縁部の凹凸は、リサが手作業で仕上げた一点物ならではの特徴であり、損傷ではありません。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20240513g2/111 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の花器, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Lisa Larson Unique Piece1, Nordic Vessels タグ: Nordic Vessels
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。










