Lisa larson Unique piece
¥385,000 元の価格は ¥385,000 でした。¥288,750現在の価格は ¥288,750 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による一点物(Unikat)、チューリップを象った器です。
評論家たちが振り返り始めた頃の、みなぎる手の力
つぼみがほどける一瞬を、そのまま陶土で掴み取ったような器です。ぷっくりと丸みを帯びた花びらが四方に開き、中央には灰緑の釉がたまって、奥に小さな影をつくっています。台座はきりりと締まったロクロの轍。下半身の規律と、上半身のやわらかなふくらみ。この対比が、見ているこちらの背筋まで伸ばしてくれるようです。
力強さが真正面に出た一作です。リサがグスタフスベリで頭角を現し、スウェーデンの批評家たちが彼女の名を口にし始めた頃——洗練に背を向け、素朴で原始的な造形へ向かっていった、あの時期の熱がそのまま閉じ込められています。チューリップという誰もが知る可憐なモチーフを、媚びずに、彼女自身の手の言葉へ翻訳しきっている。可愛らしさを残しながらも甘さに流れない。若き日のリサにしか出せない手応えです。
量産には決して乗らない、彼女の「息抜き」
リサにとって一点物の制作は、量産の制約から離れて自分の気分のままに手を動かせる「呼吸の場(andningshål)」でした。この器には、まさにその自由が宿っています。ろくろで挽いた台座に、手で成形した花びらを継ぎ、刃物で稜線を切り出す。型から抜いた量産品にはありえない、肉厚の不均一さ、刃の痕、土の呼吸が、表面のあちこちに残っています。
素地はシャモットを含んだ炻器。ざらりと骨太な土肌に、温かなテラコッタの焦げ色がのり、内側だけが静かな灰緑の釉でしっとりと湿っています。釉のかかった内と、土のままの外。この大胆な掛け分けも、彼女が一点物で繰り返し試みた手つきです。
そして決め手は底面のサイン。スタンプではなく、手で彫り込まれた「Lisa L.」と、Gを抱いたスタジオの手マーク(Studiohanden)。これはグスタフスベリ・スタジオで、彼女自身の手から生まれた作品であることの証です。量産フィギュアの刻印とは性格がまったく異なり、同じものは世界にふたつとありません。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
分類: Unikat(一点物 / ユニークピース)
作品名: チューリップ形の器
メーカー: Gustavsberg(グスタフスベリ・スタジオ)
制作年代: 1960年代頃(推定)
素材: シャモット炻器、内側施釉
サイズ: φ11.5 × H12cm
サイン: 底面に手彫りの「Lisa L.」+スタジオの手マーク
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。手成形による肉厚の揺らぎ、土肌のざらつきや微細な凹凸は、シャモット素地と手仕事ならではの特性であり、損傷ではありません。
SKU: 20230317g3/LU9 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, フィギュア, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。




