Lisa larson Unique piece
¥220,000
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による、一点物のスタジオ作品。天使が連なる円筒花瓶です。
遠目には文様、近づくと天使
すっと立ち上がった白い円筒に、ブルーの天使がびっしりと連なっています。離れて見れば、藍と白がリズミカルに反転する幾何学文様。けれど一歩近づくと、翼を広げた天使たちが、上下で噛み合うように並んでいることに気づきます。この「気づかせ方」が、控えめで品がいい。声高に主張しない天使たちが、見る距離によって表情を変えてくれます。
天使はリサが折にふれ手がけたモチーフのひとつです。彼女の天使たちは、形も大きさも色もさまざまですが、いずれもやさしく、どこかユーモラスな表情を分かち合っています。降誕節の天使はその代表で、1990年代にはケラミックスタジオ・グスタフスベリで新しいアドベント燭台が生まれ、パステルカラーの愛らしい4体の天使の少女たちが、北欧のいちばん暗い冬さえ明るくしてくれます。陶のフィギュアにとどまらず、公共芸術のなかにも、サルトシューバーデンの《Saltsjöbadsodjuret》とならんで、ヘレフォシュに《ビザンチンの天使(Bysantinsk ängel)》があります。天使は、彼女が長く立ち返ったテーマでした。
量産にはない、手仕事の一点
なめらかな白色ストーンウェアを、背高く挽き上げた一本。グスタフスベリのスタジオ(G-スタジオ)は、量産ラインの傍らに設けられた「美的実験室」であり、時間や規則に縛られずに制作できる場でした。リサにとってユニーク作品は、量産の制約から解き放たれて、自分の気分のままに装飾を楽しめる「呼吸のための窓(andningshål)」だったといいます。この天使の連なりにも、図案やテストに縛られない、伸びやかな手の動きが感じられます。
天使の青みをよく見ると、一体ごとに濃淡や輪郭の出方がわずかに違います。型で一律に刷ったものではなく、手で置かれた証です。同じ並びは二つとありません。底面にはサインが確認できます。なお、サインとスタジオの手マークを伴う高さ約32cmのストーンウェア花瓶が、グスタフスベリのリサ・ラーソン作として記録に残っており、この種の背高い円筒が彼女のスタジオ仕事に連なる形であることを裏づけます。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg
素材: 白色ストーンウェア、施釉、手描き装飾
サイズ: 高さ 約32.5cm/底面径 約13.5cm
サイン: 底面
コンディション: 美品(Excellent)
良好な状態です。チップやヒビ、補修跡は見られません。手描き装飾ならではの青みの濃淡や筆致の差、白い素地に生じる微細な凹凸やピンホールは、手仕事と焼成に由来するもので損傷ではありません。
SKU: 20230127g1/68 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, 北欧の花器, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Nordic Vessels タグ: Nordic Vessels
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。



