Lisa Larson Unique Piece
¥605,000 元の価格は ¥605,000 でした。¥453,750現在の価格は ¥453,750 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)自身の手による、一点物のスタジオ作品(Unikat)です。
柱の上で眠る人、その足元に佇む人
台座から立ち上がる一本の柱。その天辺で、ひとりがぐったりと身を横たえています。膝を抱えるように丸まり、空を見上げたまま動かない。そしてその真下、地面に立つもうひとりは、白く塗られた顔をこちらへ向け、何かを抱え込むように身を縮めています。
ふたりの距離は近いのに、視線は決して交わらない。上の人は眠り、下の人は俯く。この奇妙な上下関係が、見る者の心の奥をそっと突いてきます。誰かの重さを足元で受け止めているのか、それとも届かない相手を見上げているのか——リサは答えを描きません。ただ、人と人のあいだに流れる名前のつかない感情を、土のかたまりとして残しました。ご覧になった方が「心の中の人間関係を具象化したよう」と感じられたのも、まさにこの作品が持つ寡黙な物語性ゆえでしょう。
量産フィギュアとは別の顔——リサの「呼吸する場所」
リサにとって、一点物の制作は量産の仕事と対をなす「息抜きの場所」でした。型や採算を気にせず、その日の気分のままに手を動かせる時間。彼女自身、こうした自由な仕事があったからこそ量産の喜びも生まれたのだと、繰り返し語っています。本品はまさにその精神から生まれた、世界に一つだけの造形です。
注目すべきは素材と仕上げの大胆さ。ざらりと粗いシャモット陶土の柱と台座に、深い藍とくすんだグレーの釉薬が荒々しく流し込まれ、上の人物の素肌部分はあえて無釉のまま残されています。なめらかに整えられた量産品とは対極の、手の痕跡がむき出しの表情。柱の縁の欠けたような造形も、釉薬の溜まりや滲みも、すべてリサの指がその場で決めた一回限りの結果です。キャラクターとして親しまれる愛らしいフィギュアの背後に、こうした実験的で詩的な彫刻家としての顔があったことを、本品は静かに証言しています。
裏面には「Lisa L. -83」と手彫りのサインと年記。型押しのスタンプではなく、土に直接刻まれたこのサインこそ、本品が量産品ではなく彼女自身の手になる一点物であることの何よりの証です。1983年——グスタフスベリを離れ、フリーランスの作家として一層自由に制作へ向き合っていた時期の作品にあたります。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
制作年代: 1983年(裏面に「Lisa L. -83」の手彫りサイン)
素材: シャモット・ストーンウェア、部分施釉
サイズ: 高さ 約21cm / 幅 約12cm / 奥行 約5.5cm
コンディション: 下方の人物像の接着が外れた状態です。破損や欠損ではなく、再接着が可能な分離です。柱や台座に見られる釉薬の流れ、縁の不均一な造形、シャモット素地の粗い凹凸は、いずれも一点物ならではの手仕事の痕跡であり、損傷ではありません。
SKU: 20230311g3/LU1 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, フィギュア, SOLD OUT!, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。







