Lisa Larson Unique Piece
¥605,000 元の価格は ¥605,000 でした。¥453,750現在の価格は ¥453,750 です。
Lisa Larson(リサ・ラーソン)によるユニークピース、「腰掛ける女性」です。
ひとり、静かに自分の時間に腰を下ろす
ろくろで挽いた小さな円筒のうえに、ちょこんと腰掛けた女性。細い脚はそのまま宙にぶらりと垂れ、結い上げた髪、ほっそりとした横顔。胸元には深い藍色の釉薬で点々と斑模様が散らされ、まるで春先のワンピースを着てひと息ついているかのような佇まいです。
体は素地のレンガ色のまま。釉薬は服と髪、脚だけにそっと置かれています。輪郭の素朴さ、表情の最小限さ。そのつつましさのなかに、ひとりの女性が「自分のためだけにそこにいる」気配がくっきりと立ち上がります。
1950年代末、リサが見つめた「ひとりの女性」
戦後スウェーデンが福祉国家として急速に形を整え、女性たちが家庭の外へ歩み出しはじめた時代。グスタフスベリに採用されて間もないリサ自身もまた、若い母であり、ひとりの作り手として、初めて自分の足で立とうとしていた時期でした。
この頃、リサは「母の像(Modersgestalter)」を皮切りに、女性の姿を繰り返し粘土に託しています。ふくよかな母性をたたえる像と並走するかたちで、彼女がもうひとつ向き合っていたのが、こうした「自分のために座る」女性たちでした。誰かの母でも、誰かの妻でもなく、ただ一個の人間として腰を下ろす姿。粘土の上で彼女が確かめようとしていたのは、その時代を生きる女性たちの、輪郭そのものだったのかもしれません。
リサがのちに「いちばん愛おしい道具」と呼ぶことになる麺棒で平らに延ばした粘土を切り出し、ろくろで挽いた円筒台座に組み合わせる――後年「kavlade figurer(カヴラーデ・フィギューレル)」として知られていく手法の、最も早い時期の試みのひとつにあたります。胸元の青い斑点も、一筆ずつ手で置かれ、同じ並びは二度と生まれません。
作家: Lisa Larson(1931–2024)
メーカー: Gustavsberg
制作年代: 1950年代後半〜1960年代初頭頃(「母の像」と同時期と推定)
素材: シャモット・ストーンウェア、部分施釉、手彩色
サイズ: 高さ 約16cm
サイン: 底面に手彫りで「Lisa L」(以降は判読不可)
コンディション: 美品(Excellent)
とても良い状態です。チップや補修跡はありません。
※部屋に飾られている写真は、実際の作品写真をもとに生成AIで作成した展示イメージです。作品そのものの形状・質感・状態は、商品写真をご確認ください。
SKU: 20240523g3/LU4 カテゴリー: ALL ITEMS, Lisa Larson, Lisa Larson Unique Piece, All Uniquepiece, Lisa Larson1, Lisa Larson Unique Piece1, SALE
在庫1個
Lisa Larson(1931–2024)
Swedish ceramist, Gustavsberg 1954–1980.
Known worldwide for figurines and unique stoneware sculptures.
可愛らしいキャラクターで愛されるリサ・ラーソン。
世界のアートシーンでは、スウェーデンを代表する陶芸家として
その手仕事が今も各国の美術館で紹介され続けています。







