オーケ・ホルム ボウル 18.5cm
¥165,000 税込
- 年代
- 推定1970年代
- 素材
- 炻器(Stengods)
- 寸法
- 直径 18.5cm H7.5 cm
- 状態
- 美品(Excellent)
- No. 118864
一点もの
送料は全国 990 円です。北海道は 1,540 円、沖縄は 2,310 円。ご入金の確認後、7 営業日以内に発送します。
お支払いはクレジットカードまたは銀行振込(前払い)です。
返品と交換は、不良品の場合を除きお受けしていません。ご購入について
スウェーデン陶芸の聖地ホガナスにおいて、伝統を継承しながらも独自の芸術性を追求した巨匠オーケ・ホルム。本作は、彼の長いキャリアにおける大きな転換点、1970年代の最晩年に制作された一点です。
器をキャンバスにした「様式化」の美
鉢の内側に大胆に描かれた人物の横顔。これは、ホルムが1950年代以降に深化させた、ヨーロッパモダニズムやピカソ(ヴァロリス時代)からの影響を感じさせる様式化された表現です。鋭い観察眼に基づいた自由な筆致と、どこか人間味あふれる「ユーモア」が同居するこの描画は、彫刻家としての彼が器というフォルムをキャンバスとして選んだからこそ生まれた、特別な表情と言えます。
1969年の転換と、最晩年の釉薬
長年、ホガナス社の石炭窯(ルールファブリーケン)で「生き生きとした釉薬」を追求してきたホルムでしたが、1969年の工場閉鎖に伴い、自室の電気窯での制作を余儀なくされました。資料において「著しく均一で、より単色に近い」と評されるこの時期の釉薬は、石炭窯のような多色的な変化こそないものの、現代に通じるモダンで洗練された佇まいを見せています。滑らかなクリーム色の肌は、彼が最後の窯焚きまで続けた飽くなき実験精神のあらわれです。
「ろくろを挽くことを好まなかった」と言われるホルム。本作は、彼の手仕事の痕跡が残る素朴なフォルムに、晩年のクリーンな美学と、生涯変わることのなかった人間愛に満ちた描画が融合した、希少な作品です。
制作年: 推定1970年代
技法 :ろくろ成形、手描き、酸化錫釉
署名: 底面に「ÅKE Holm」
とても良い状態です。わずかな経年感はありますが、ヒビや欠け、目立つ使用感はなく、ホルム晩年の釉薬の美しさがきれいに保たれています。底面には作家自筆の署名が鮮やかに残っています。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
Åke Holm(1900–1980)
オーケ・ホルム(1900–1980)は、スウェーデン南部の陶芸の町ホガナスに生まれ、生涯この町で作りつづけた陶芸家です。町ではいまも「オーケ」と言うだけで、誰のことか通じます。その作品は、欲しくても買えないことで知られていました。町の人も、夏の避暑客も、国王もです。





















