オーケ・ホルム Fjäril
¥220,000 税込
- 年代
- 推定1950〜1960年代
- 素材
- 炻器
- 寸法
- W27.5 × 26.5 H4 cm
- 状態
- 美品(Excellent)
- No. 122217
一点もの
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深い黒の地に、大きく羽を広げた蝶が浮かび上がる炻器の飾り皿です。聖書の彫刻で知られるÅke Holmが、絵付けの皿で見せるもう一つの表情——力強い筆致と大胆な構図が際立つ一枚です。
皿いっぱいに広がる蝶
Holmの大皿や鉢には、聖書の場面だけでなく、鳥や魚、蝶といった動物モチーフも描かれています。本作では、蝶の羽が皿のやや不規則な楕円形をいっぱいに使って左右に広がり、中央の胴体から放射状に伸びる羽の縞模様が、装飾的なパターンを形づくっています。頭部には触角の渦巻きも見え、単純化されながらも蝶とはっきり分かる構成です。Holmの絵付けの皿は、ヴァロリスで陶芸を手がけたピカソの仕事と並べて評されることもありましたが、その造形感覚はあくまでHolm独自のものです。
黒い下地と炻器の釉薬
暗い鉄釉の下地の上に、茶褐色と青みがかった灰色の釉薬が筆で塗り分けられています。左右の羽で色調が微妙に異なり、ところどころにコバルトブルーがのぞくのは、Holmが好んだ「異なる成分の釉薬を何層にも重ねる」手法によるものでしょう。裏面は全体が黒い釉薬で覆われ、高台の内側に「ÅKE Holm」の署名が確認できます。
制作年: 推定1950〜1960年代
技法: タタラ作り(推定)、筆による施釉
署名: 底に「ÅKE Holm」
ヒビや欠けは見られません。経年によるごくわずかなスレはありますが、釉薬の発色も良好で、気になる点はありません。
Åke Holmの作品年代について
オーケ・ホルムの作品を年代順に把握することはかなり難しいです。彼の作品は日付けがつけられておらず、彼自身も制作年代について具体的なことを語るのを避けるためです。シリーズごとにおおよその年代は分かりますが、後年に過去の手法を用いて作ることもあるため、特定は困難です。
Åke Holm(1900–1980)
オーケ・ホルム(1900–1980)は、スウェーデン南部の陶芸の町ホガナスに生まれ、生涯この町で作りつづけた陶芸家です。町ではいまも「オーケ」と言うだけで、誰のことか通じます。その作品は、欲しくても買えないことで知られていました。町の人も、夏の避暑客も、国王もです。






















