オーケ・ホルム リトグラフ 58
¥35,200 税込
- 寸法
- 36×26 (cm)
- 印
- 右下に「Å Holm」(鉛筆)
- 状態
- Very Good 良い状態です。
- No. 138386
一点もの
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「律法の石板を掲げるモーセ」
この作品は「モーセと律法の石板」を描いていると思われます。モーセはHolmの陶芸作品でも繰り返し登場する重要なモチーフであり、「律法の石板を掲げる」または「踏みつける」姿で表現されることが特徴的です。
シナイ山で神から十戒を授かったモーセ。しかし山を下りると、民は金の子牛を造り、偶像崇拝に興じていました。怒りに燃えたモーセは石板を地に投げつけて砕きます(出エジプト記32章)。あるいは、民に律法を示すために石板を高く掲げる場面とも解釈できます。
この作品では、石板を頭上に掲げる姿が描かれています。怒りの瞬間なのか、律法を示す瞬間なのか。Holmはあえて明確にせず、見る者の想像に委ねているようです。
様式化された力強い造形
人物は濃い青黒色のシルエットで表現され、床まで届く長いマントをまとっています。これはHolmの聖書フィギュアに共通する特徴です。顔は横向きで、鋭い鼻と髭が簡潔な線で描かれています。写実ではなく、特徴的なものだけを捉える眼差し。
両脇に立つ木々は、枝を上に伸ばす素朴な形に様式化されています。背景のクリーム色と濃紺のコントラストが、石板を掲げるモーセの姿を際立たせています。
構図は縦長の画面いっぱいに人物を配し、両腕と石板で画面上部を横切る大胆な構成。単純化された形態の中に、力強さと静謐さが同居しています。
博物館メンバーのための限定版画
Åke Holmは44年間にわたりHöganäs博物館の理事を務めました。このリトグラフは、博物館の年間メンバーシップのために制作された限定版画の一つです。269点もの版画を制作し、その売上は博物館の増築資金となりました。
Holmは訪問者を避け、観光客への販売を好みませんでした。時にはスウェーデン国王にさえ販売を断ったという逸話が残っています。この版画は、そうした作家の作品が博物館という場を通じて、理解ある支援者の手に渡っていった証でもあります。
技法: リトグラフ
額装: 金色の木製フレーム、マット付き
軽い経年感やスレがありますが、全体の印象を損なうものではありません。
Åke Holm(1900–1980)
オーケ・ホルム(1900–1980)は、スウェーデン南部の陶芸の町ホガナスに生まれ、生涯この町で作りつづけた陶芸家です。町ではいまも「オーケ」と言うだけで、誰のことか通じます。その作品は、欲しくても買えないことで知られていました。町の人も、夏の避暑客も、国王もです。
























