リサ・ラーソン 金彩のボウル、1970年代

元の価格は ¥110,000 でした。現在の価格は ¥93,500 です。 税込Lisa Larson Sale|10月12日まで、リサの作品すべてが -15%off。この秋、リサ・ラーソンが改めて注目される機会に合わせた企画です。
種別
ユニーク作品(スタジオ・一点物 / unikat)
Gustavsberg(グスタフスベリ・スタジオ)
年代
1970年代頃
素材
ストーンウェア(施釉・金彩)、口縁部無釉
寸法
φ 約19cm
底面に手書きサイン「Lisa L. SWEDEN」、スタジオハンド
状態
良好(Very Good)。軽い経年感はありますが、全体の印象を損なうものではありません。チップや大きなヒビ、補修跡は見られません。素地表面に見られる微細な凹凸や鉄点、ピンホールは焼成時に生じるもので、損傷ではありません。
No. 137034

一点もの

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金が、自然の一部になるとき

灰白色のなめらかな釉面に、金彩の渦がいくつも巻いています。波のようにも、水面に落ちた光の輪のようにも見えるその線は、絵筆のひと刷きごとに太さを変え、決して規則正しくはありません。スタジオでリサ自身の手から生まれた一点物だけが持つ、自由な呼吸がそのまま定着しています。

金彩というと、まず思い浮かぶのは華美や格式かもしれません。けれどこの器の金には、そうした重さがありません。光をそっと受け止めて、ふわりと返します。飾っても周囲を圧することなく、すっと景色に馴染みます。金が高価さや権威と結びついていないからこそ生まれる、リサらしい自然体の美しさです。

化粧土を残した縁と、スタジオの手仕事

口縁と外側は、釉薬をかけずに素地そのものを露わにしています。やわらかな赤土色の縁が、内側の灰白色の釉と金彩を静かに縁取り、絵画でいう余白のように働いています。底を返すと、手描きのサインとスタジオハンドのマークがあります。量産ラインを離れ、リサが大量生産の制約から解き放たれて手を動かした、まさに「息抜き」の場から生まれた作品であることを物語っています。

金彩は本焼きのあとに低温で焼き付ける、ひと手間も技術も要する装飾です。それを一点物の器に、しかもこれほど伸びやかに引いています。アート作品としての完成度の高さが、手のひらに収まる小さなボウルに凝縮されています。

Lisa Larson(1931–2024)

猫、ライオン、ハリネズミ。日本でよく知られているリサ・ラーソンは、その一面です。1954年から1980年まで、グスタフスベリの工房で、売れていく量産品のかたわらで一点物のアート作品を作り続けました。当店が集めているのは、そちらのリサです。

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