リサ・ラーソン 腰掛ける女性、1950年代
元の価格は ¥605,000 でした。¥514,250現在の価格は ¥514,250 です。 税込Lisa Larson Sale|10月12日まで、リサの作品すべてが -15%off。この秋、リサ・ラーソンが改めて注目される機会に合わせた企画です。
- 窯
- Gustavsberg
- 年代
- 1950年代後半〜1960年代初頭頃(「母の像」と同時期と推定)
- 素材
- シャモット・ストーンウェア、部分施釉、手彩色
- 寸法
- 高さ 約16cm
- 印
- 底面に手彫りで「Lisa L」(以降は判読不可)
- 状態
- 美品(Excellent)
- No. 135743
一点もの
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Lisa Larson(リサ・ラーソン)によるユニークピース、「腰掛ける女性」です。
ひとり、静かに自分の時間に腰を下ろす
ろくろで挽いた小さな円筒のうえに、ちょこんと腰掛けた女性。細い脚はそのまま宙にぶらりと垂れ、結い上げた髪、ほっそりとした横顔。胸元には深い藍色の釉薬で点々と斑模様が散らされ、まるで春先のワンピースを着てひと息ついているかのような佇まいです。
体は素地のレンガ色のまま。釉薬は服と髪、脚だけにそっと置かれています。輪郭の素朴さ、表情の最小限さ。そのつつましさのなかに、ひとりの女性が「自分のためだけにそこにいる」気配がくっきりと立ち上がります。
1950年代末、リサが見つめた「ひとりの女性」
戦後スウェーデンが福祉国家として急速に形を整え、女性たちが家庭の外へ歩み出しはじめた時代。グスタフスベリに採用されて間もないリサ自身もまた、若い母であり、ひとりの作り手として、初めて自分の足で立とうとしていた時期でした。
この頃、リサは「母の像(Modersgestalter)」を皮切りに、女性の姿を繰り返し粘土に託しています。ふくよかな母性をたたえる像と並走するかたちで、彼女がもうひとつ向き合っていたのが、こうした「自分のために座る」女性たちでした。誰かの母でも、誰かの妻でもなく、ただ一個の人間として腰を下ろす姿。粘土の上で彼女が確かめようとしていたのは、その時代を生きる女性たちの、輪郭そのものだったのかもしれません。
リサがのちに「いちばん愛おしい道具」と呼ぶことになる麺棒で平らに延ばした粘土を切り出し、ろくろで挽いた円筒台座に組み合わせる――後年「kavlade figurer(カヴラーデ・フィギューレル)」として知られていく手法の、最も早い時期の試みのひとつにあたります。胸元の青い斑点も、一筆ずつ手で置かれ、同じ並びは二度と生まれません。
とても良い状態です。チップや補修跡はありません。
Lisa Larson(1931–2024)
猫、ライオン、ハリネズミ。日本でよく知られているリサ・ラーソンは、その一面です。1954年から1980年まで、グスタフスベリの工房で、売れていく量産品のかたわらで一点物のアート作品を作り続けました。当店が集めているのは、そちらのリサです。

























