シルヴィア・レウショヴィウス 土の色の鳥、1960年代
¥82,500 税込
- 窯
- Rörstrand(ロールストランド)
- 年代
- 1960年代〜1970年代(推定)
- 素材
- シャモット・ストーンウェア、施釉
- 寸法
- 約 H12.5 cm
- 状態
- 良好(Very Good)
- No. 46020
一点もの
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Sylvia Leuchovius(シルヴィア・レウショヴィウス)による鳥のフィギュア(アトリエ品)です。
土の色をまとった鳥
ぷっくりと膨らんだ胴に、すっと伸びた首。ちょこんと突き出たくちばしに、黒い点の目。どこかとぼけたような、何かを待っているような——この鳥には、見る人の力をふっと抜かせる表情があります。
灰白色とダークブラウン。二つの色がくっきり塗り分けられた装飾は、レウショヴィウスが「multna färger(くすんだ・朽ちた色調)」と呼ばれる抑制された色彩の世界そのものです。灰白色の釉肌はしっとりと落ち着いたマットな質感を湛え、ブラウンの面では焼成によって生まれた黄味がかった斑が、土の記憶をそのまま残しています。同時代の北欧陶芸がシャープなフォルムと鮮やかな色彩に向かう中で、こうした枯れた色調を選び続けたのがレウショヴィウスという作家でした。同時代の批評家から「粘土と色彩の詩(poesi i lera och färg)」と称されたその仕事の、静かな核心がここにあります。
壁面プレートやレリーフで知られるレウショヴィウスですが、1960年代に入ると表現を立体へと広げ、鳥の彫刻はそのひとつの到達点です。粘土球のレリーフも持たない、装飾を削ぎ落としたシンプルなかたち。丸さだけで鳥を成り立たせる造形の確かさと、見るたびにふと笑いたくなるような愛嬌が、不思議に両立しています。
アトリエ品——型番「LA 36」
底面にはRörstrandの三冠マーク、「SL」「ATELJE」「SWEDEN」、そして「LA 36」の刻印。Rörstrandのアトリエ部門で少量のみ制作されたセミユニーク品の証です。同じ型番から作られた個体であっても、釉薬の掛け分けや焼成の表情は一点ごとに異なります。量産品では得られない、手仕事の痕跡がそこにあります。
灰白色の釉薬の下には、シャモット粘土の粗い粒子がわずかに透けて見えます。約1280°Cの高温で焼き締められたストーンウェア。シャモットの粒子が素地に構造的な強度を与え、この丸い薄壁のかたちを支えています。
全体的に良い状態です。目立つチップやヒビ、補修跡は見られません。シャモット素地特有の微細な凹凸や釉薬面の粒子感は製造上の特性であり、損傷ではありません。
Sylvia Leuchovius(1915–2003)
シルヴィア・レウショヴィウスは、スウェーデンの窯ロールストランドで、1949年から1976年まで陶の作品を作りました。雇われたのは食器の模様を作るためでしたが、窯で主に作ったのは、一点物の陶板と彫刻です。


























